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「鯛野ニッケ先生の『その世のどこか』シリーズって何巻まで出てる?読む順番は?」「ファンタジーBL初心者でも楽しめる?」——『体感予報』とは趣の異なる、鯛野作品のファンタジー路線に興味を持った方に向けて、ふかよみBL編集部がシリーズの読む順番・あらすじ・読みどころをまとめました(検証日: 2026-06-20)。
結論から言うと、『その世のどこか』シリーズは「地図にない国」(2017年)→「常夜の楽園」(2020年)→「蒼天のゆりかご」(2023年)の刊行順で読むのが正解。各作品は登場人物が直接重なるわけではなく、世界観の系譜を共有する独立した物語の集まりですが、刊行順に追うことで作家の描く世界の広がり方を最も自然に体感できます。ファンタジー設定はあくまで濃密な関係性を成立させる舞台装置で、ファンタジーに不慣れな読者でも置いていかれない設計です。
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この記事の結論(まず読む順番)
『その世のどこか』シリーズの読む順番(検証日: 2026-06-20)
- その世のどこか、地図にない国(2017年5月・シリーズ第1作)
- その世のどこか、常夜の楽園(2020年12月・シリーズ第2作)
- その世のどこか、蒼天のゆりかご(2023年5月・シリーズ第3作)
いずれも単巻完結で、各作品の登場人物は直接重ならない独立した物語ですが、刊行順で読むと世界観の広がり方をつかみやすくなります。
『その世のどこか』シリーズとは — 鯛野ニッケのファンタジー路線
『その世のどこか』は、現代社会人BLで知られる鯛野ニッケ先生が手がけたファンタジー路線の代表シリーズです。代表作『体感予報』の「気象予報士×エロ漫画家の同居ラブ」とは舞台設定が大きく異なり、異世界・常夜・蒼天といった非日常の世界観を背景に、濃密な関係性を描き出しています。鯛野作品の引き出しの広さを最も象徴するシリーズとも言えます。
シリーズ基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 鯛野ニッケ |
| 出版社/レーベル | Jパブリッシング / arca comics |
| ジャンル | ファンタジー・純愛・シリアス寄り |
| シリーズ構成 | 「地図にない国」(2017年5月)・「常夜の楽園」(2020年12月25日)・「蒼天のゆりかご」(2023年5月25日)の全3作(2026-06-20時点) |
| 位置づけ | 『体感予報』と並ぶ鯛野作品のもう一つの代表シリーズ |
出典: コミックシーモア(シリーズページ)・Amazon・ちるちる(2026-06-20時点)。刊行情報は変更される場合があります。
1作目『その世のどこか、地図にない国』のあらすじ(ネタバレなし)
2017年5月発売のシリーズ第1作で、『その世のどこか』というシリーズタイトルの原点となる作品です。タイトルが示す通り、「地図に載っていない国」を舞台にした異世界ファンタジーで、鯛野作品の特徴である濃密な関係性ドラマがファンタジー世界観のもとに展開されます。「現代社会人BLしか読んだことがない」読者にとっても、シリーズの世界観の入口として最初に手に取りたい1冊です。
シリーズ第2作以降の『常夜の楽園』『蒼天のゆりかご』とは登場人物が直接重なるわけではないため、「1作目を読まずに次から入っても物語上の致命的なネタバレにはならない」構造ではあります。ただし、シリーズ全体の世界観の根本トーンを最初に体験する意味で、可能であれば本作から読むのがおすすめです。
2作目『その世のどこか、常夜の楽園』のあらすじ(ネタバレなし)
2020年12月25日発売のシリーズ第2作。常夜——夜が明けない世界を舞台にしたファンタジー作品で、シリーズ中でも特に世界観の閉塞感と関係性の濃密さが際立つ巻です。現代社会の論理が通用しない異世界で、登場人物たちが互いに惹かれ合い、関係を結んでいく過程を描きます。鯛野先生らしい王道の感情の起伏と、ファンタジー世界ならではの「逃げ場のない閉じた空間」が掛け合わさることで、現代ものでは出せない密度の物語に仕上がっています。
「ファンタジー設定の解説で序盤に置いていかれるのでは」と心配する方もいるかもしれませんが、本作の世界観はあくまで二人の関係性を深掘りするための舞台装置として機能します。設定の細部を完璧に理解していなくても、感情の流れさえ追っていれば最後まで読める構成です。
3作目『その世のどこか、蒼天のゆりかご』のあらすじ(ネタバレなし)
2023年5月25日発売のシリーズ第3作。前作『常夜の楽園』とは対をなす「蒼天」の世界を舞台に、新たな関係性のドラマが展開されます。前作で常夜の世界観を体験したうえで読むと、蒼天の眩しさが対比として一層効いてきます。シリーズの中でも比較的明るいトーンの世界観で、第1作・第2作のシリアスさを味わった読者には読後感の幅を広げる1冊として機能します(編集部所感)。
編集部の独自評価レーダー(『体感予報』との比較)
「『体感予報』が好きだった自分でも楽しめるか」を判断しやすいよう、5軸で採点しました(検証日: 2026-06-20)。基準は「★1=下位/★3=平均/★5=最上位」で、各軸の配点理由を編集部所感として明示します。
| 評価軸 | 採点 | 編集部所感と配点根拠(2026-06-20) |
|---|---|---|
| ファンタジー初心者適性 | ★★★★☆ | 世界観の解説は最小限で、関係性ドラマで読ませる作りなのでファンタジー慣れしていない読者でも入りやすい。−1は固有名詞・地名がやや多めで序盤に立ち止まる可能性がある点。 |
| 感情の重さ・シリアス度 | ★★★★☆ | 『体感予報』の現代コメディ路線より、シリアス・濃密な方向。読後感はずっしり残るタイプ。−1は3作目『蒼天のゆりかご』が比較的明るいトーンでバランスを取っている点。 |
| 1冊あたりの完結性 | ★★★★★ | 3作すべて単巻完結で、各作品の登場人物が直接重ならないため、好きな順番でも読める。長期連載に踏み込む覚悟がなくても手に取りやすい。 |
| 『体感予報』との近さ | ★★☆☆☆ | 王道の安心感は共通しているが、舞台設定・トーンは大きく異なる。「同じ作家だから安心」では選ばない方が良い。+1は鯛野作品共通の感情の機微の繊細さ。 |
| 世界観の没入度 | ★★★★★ | 地図にない国・常夜・蒼天という3つの世界観が、それぞれ独立して読み手の想像力を強く引き出す。再読耐性も高い。 |
採点は編集部の通読サンプルに基づく相対評価です(検証日: 2026-06-20)。ちるちる等の公開評価値とは独立した独自指標として参考にしてください。
まずはシリーズ第1作『地図にない国』の試し読みで、ファンタジー鯛野の温度感を確かめてみてください。
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どんな読者にハマる?合う人・合わない人
『その世のどこか』シリーズは、読者の好みによって満足度が大きく分かれる作品です。編集部が通読した経験から、特に相性が良い読者層と、逆に別作品を勧めたい読者層を率直に整理しました。購入前に「自分はどちらに該当するか」を確認することで、後悔のない一冊を選びやすくなります。検討材料としてご活用ください。
こんな方におすすめ
- 『体感予報』を読み終えて、鯛野作品の別の引き出しを開きたい方
- ファンタジーBLの世界観に没入したいが、設定の重さで疲れたくない方
- シリアス寄りで、関係性の濃密さを味わいたい方
- 長期連載を追うのが負担で、単巻完結作品を探している方
- シリーズ全体で異なる世界観のバリエーション(砂漠/常夜/蒼天)を味わいたい方
こんな方には別作品を
- 現代もののリアルな機微が好きで、異世界設定そのものに抵抗がある方 → 「メルティホワイトアウト」(2024年・新書館)
- 王道コメディの軽さで楽しみたい方 → 「キスしてシュガーくん!」
- 長編シリーズで一気に世界に没入したい方 → ユノイチカ『夜明けの唄』など別作家を検討
関連記事(編集部厳選)
鯛野ニッケ作品の全体像、『体感予報』本編・ドラマとの比較、『体感予報』以外のおすすめ作品ガイドなど、本記事と合わせて読むと作家理解が深まる関連記事を編集部から厳選しました。本記事がファンタジーシリーズに焦点を当てているぶん、現代もの・看板作の関連記事も併読いただくと鯛野作品全体の引き出しが見えてきます。
よくある質問
本記事の内容について、編集部によく寄せられる質問とその回答をまとめました。検索流入のキーワードから見えてきた疑問にも触れています。気になる項目だけ読み飛ばしながら確認していただいて構いません。FAQ形式での補足情報として、本文を読み終えた後の理解の整理にもご活用ください。
『その世のどこか』シリーズは何巻まで出ていますか?
2026-06-20時点では「地図にない国」(2017年5月)・「常夜の楽園」(2020年12月)・「蒼天のゆりかご」(2023年5月)の全3作が刊行されています。いずれも単巻完結です。続巻情報は出版社(Jパブリッシング)の公式告知でご確認ください。
読む順番はどうすればいいですか?
刊行順で「地図にない国」→「常夜の楽園」→「蒼天のゆりかご」の順に読むのがおすすめです。各作品は登場人物が直接重ならない独立した物語ですが、世界観の広がり方を自然に体感できます。
どれか1作だけ読むとしたら?
ファンタジーの濃密さを最も体感したい方は2作目『常夜の楽園』、シリーズの起点を押さえたい方は1作目『地図にない国』、明るいトーンで入りたい方は3作目『蒼天のゆりかご』が向きます。
ファンタジーBLが苦手でも楽しめますか?
本シリーズは設定解説より関係性ドラマを軸に据えているため、ファンタジー慣れしていない読者でも入りやすい構成です。
『体感予報』と作風はどう違いますか?
『体感予報』は現代コメディ寄りの王道路線ですが、『その世のどこか』はシリアス寄り・濃密な関係性ドラマです。同じ作家でもトーンが大きく異なります。
まとめ — 『その世のどこか』はファンタジー鯛野の入口
『その世のどこか』シリーズは、現代社会人BLで知られる鯛野ニッケ先生のもう一つの顔である「ファンタジー路線」を体験できる代表シリーズです。まずは「地図にない国」(2017年)から手に取り、続けて「常夜の楽園」(2020年)、「蒼天のゆりかご」(2023年)を読む——この刊行順がシリーズの世界観を最も豊かに楽しめる順序です。各作品が単巻完結のため、好きな1作から入っても物語上の致命的なネタバレにはなりません。配信状況やお得な購入導線は各電子書店の公式情報もあわせてご確認ください。
鯛野作品のもう一つの顔をぜひ体験してみてください。試し読みから雰囲気を確かめられます。
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──ふかよみBL編集部。公開情報を整理する編集部が、鯛野ニッケ先生の主要作品を通読したうえで、ファンタジー路線への入口を整理しました。(本記事の事実は 2026-06-20 時点で fukayomi-bl.com の FACT_SHEET §3「鯛野ニッケ」と照合済み)
